以下の順に原因を特定してください。
1) HTFシステムの電源が入っているか、Bio-Plex本体とのチューブの接続は、しっかりなされているかを確認してください。
2) シースキューブ(20L)が空になっていないか、またシースキューブに接続しているチューブが、シースキューブ中で底まで届いているかを確認してください。
3) シースキューブあるいはHTFシステムの設置場所(高さ)を変更していないか確認してください。
4) HTFの窓からシース液量を確認してください。上限は窓枠のおよそ8割です。多すぎる場合は以下のようにして、液を除いてください。
・ソフトウェアから、Back Flushを6-8回行ってHTF内からシース液を除く。
・HTFの電源をOFFにして、SHEATH OUTに接続されているチューブ(青)をはずし、SHEATH INについているチューブ(白)をSHEATH OUTのポートに付け替えてシース液をシースキューブ内に戻してください。
それでも改善しない場合はシース液上限をチェックするセンサー部に水滴が残っている可能性が有ります。HTF本体上を数回軽く叩いてシース液の水滴を落としてください。
5) HTFシステムのPrimeボタンを押して、またはBio-Plex managerのInstrument menu>Additional Function>Primeの順に選択してPrimingを行ってください。同時にInstrument Informationのアイコンを押して、表示される画面のタブでDevice Statusを選択し、Sheath pressureの値を確認してください。この時、Primingを行ってもBio-Plex本体からポンプ音がしない、異常音がする、あるいはSheath Pressureの値がManufacturing Pressureの値付近にならない場合、修理が必要な可能性がありますので、弊社修理部門にご連絡ください。