iQ SYBR Green Supermixに含まれるFITC(20nM, 最終濃度10nM)は、弊社のiCycler iQ、MyiQ(MyiQ Single-Color)、MyiQ2、iQ5のリアルタイムPCRシステムでウェル間のデータ補正のために使用しています。
これらのシステムではPCRを開始する前に、ウェル間の補正データを収集する作業を自動的に挿入することができます。
この補正作業をExperimental Plate法と呼びます。
iQ SYBR Green Supermix以外の試薬の場合には、補正データを別途Well Factor Plateという補正用プレートを使用して取得しておく必要がありますが、iQ SYBR Green Supermixではその手間を省くことが可能です。
なお弊社のMiniOpticon、Opticon、Chromo4、CFX96/384リアルタイムPCRシステムではこの補正作業を採用していませんので、FITCは必要ありませんが、FITC量は微量ですので、PCR結果には影響を及ぼしません。