Bio-Plex 200システムに関する質問集

質問 ID: 3500

[Bio-Plex Manager] ver.6.1は以前のバージョンと比較してどのような点が違うのですか?

回答

Bio-Plex Manager ver.6.1では、ver.6.0での機能に加えて以下のような新機能があります。

1) 装置のスタートアッププロセスの手順が簡略化されました。
Start upとCalibrationを一回の操作"Startup & Calibrate"で可能になりました。
・電源投入直後でも試薬類をセットしておけば、レーザーのWarm upの完了を待って、Calibration処理まで自動的に行われます。

2) CalibrationログにBeadsの計測数が記録されるようになりました。
これまでのバージョンではCalibration Beadsの流れ具合を目視で確認していましたが、Calibration ログに秒間最大計測数(Beads per second)と計測総数の記録が残るようになりました。
・記録を確認するには、 View > Calibration LogとしてCalibration Logを表示後、さらにView > Calibration Detailを選択します。READ COUNTの欄に、Total(計測総数)とFlow Rate(最大秒間計測数)が示されます。
これによりStart Up終了後に流路目詰まりの指標であるBeads per secondを確認することが可能となりました。

3) Quick Guideから、Validationとニードルの高さ調整画面を呼び出すことができるようになりました。
装置のメンテナンスにおいて重要なValidation(Monthly)とAdjust Needleが、QuickGuideに追加されました。

4) 測定条件の設定画面(Run Protocol)から、よく使用する機能がチェックボックスで設定できるようになりました。
・“Optimise curve after run”のチェックボックスがつきました。
測定終了後、自動的にStandard Curve Optimizer機能が実行されます。
デフォルトではONですが、OFFにすることもできます。

・“Wash Between after run”および “Shut Down after run”のチェックボックスがつきました。
これらはBio-Plex Resovoirとともに使用します。

後者ではサンプルプレートの測定後に自動的にシャットダウンプロセスを実行させることが可能です。
測定中に席を離れて、戻ったときにはプレート類を取り出して、電源を落とすことが可能となりした。

5) Bio-Plex Data Pro SoftwareへのExport機能が追加されました。
Bio-Plex Data Pro Softwareが同じPCにインストールされている場合、Bio-Plex Manager上のExportコマンドで、Data Proソフトウェアへデータを取り込ませることが可能です。
(Data Proソフトウェア上の操作で、6.1より前のバージョンのファイルも取り込み可能です)。

その他、以下のような機能も追加・変更があります。
・新規発売のBio-Plex Assay Panelの情報が追加されました。
・Protocol作成時、Describe Protocol画面において、Assay Lotの入力欄が追加されました。
・Standard Curve画面の設定ボタン類が整理されました。
この画面からAssay Working Rengeに関するAcceptable recovery rangeの選択ができるようになりました。
・Graph画面で、エラーバーを表示させることができるようになりました。
・測定データファイル(RBX)から、それと同じ設定での測定プロトコールファイル(PBX)を作成する機能が改善されました。測定データを含まないプロトコールファイル(PBXファイル)も作成できます。
・Windows7に公式対応しました。
32-bit版および64-bit版のWindows7にインストールできます。ただし、装置のコントロールには、Firmwareが未対応ですので、64-Bit版はお使いいただけません。
(お客様がご用意した環境での装置の動作保証はできかねますので、ご了承ください。Windows7にアップデートをご要望の場合は弊社までお尋ねください。)
・xPONENT形式のCSVファイルを取り込む機能(Bio-Plex Result Generator)がBio-Plex Managerに統合されました。

関連項目