プロテインアッセイ 全般に関する質問集

質問 ID: 788

[プロテインアッセイ 全般] Bradford法とLowry法の使い分けは、どのようにしたら良いですか?

回答

サンプルが含まれるバッファー組成に応じて選択します。
Bradforad法(プロテインアッセイ、Quick Startプロテインアッセイ)は、サンプル溶液中に糖類、ジチオスレイトール(DTT)、β-メルカプトエタノールなどの還元剤が含まれている場合に使用します。
高濃度の界面活性剤やアルカリ試薬が含まれている場合は使用できません。

Lowry法(DCプロテインアッセイ、RC DCプロテインアッセイ)は、サンプル溶液中に界面活性剤やアルカリ試薬が含まれている場合に使用します。
高濃度の糖類のような還元能のある試薬、ジチオスレイトール(DTT)、β-メルカプトエタノールなどの還元剤が含まれる場合は使用できません。

より詳細な共存試薬リストは、マニュアル内に紹介があります。

また、Bradford法ではタンパク質の種類によって発色量が大きく変わりますが、Lowry法ではタンパク質の種類による発色量の違いは少ないことも特徴です。