このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。

SDS-PAGEを行う際のサンプル調製には、細胞の破砕(cell disruption), タンパク質溶解(Protein solubilization),夾雑物の除去(contaminant removal of interfering compounds), タンパク質定量(quantitation), SDS-PAGE用のサンプルバッファーと混合といった操作が必要になります。
サンプル調製における一般的な注意点としては、次のような点があげられます。

  • サンプル調製はできるだけ簡単に行います。サンプル処理のステップ数を増やすと、変動性を高める可能性があります。
  • SDS-PAGEに使用できるバッファーでタンパク質を可溶化させると、電気泳動までの操作が簡単になります。
  • タンパク質定量は、サンプルの溶けているバッファーで使用可能なプロテインアッセイのキットで行います。
  • 抽出したタンパク質溶液は、すぐに適量に小分けして-70℃に入れて凍結融解を避けて保管します。

しかし、取り扱うサンプル(哺乳類細胞、植物細胞、微生物など)によって、タンパク質抽出の方法は異なる点があります。そこで今回は、弊社の タンパク質電気泳動に関するアプリケーションのホームページ内のサンプル調製に関する技術資料をご紹介します。

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