このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。
Droplet Digital PCR(以下ddPCR)は遺伝子変異の検出において他の従来法(リアルタイムPCRなど)と比べて高感度の結果が得られるため、基礎研究および臨床研究の利用に拡がっています。
今回ご紹介する資料では二名の研究者の方が実際に変異検出にddPCRを利用して有効であったことを示しています。
最初の研究では、高頻度のSNV(single nucleotide variations)が生じているiPS細胞株のサンプル(他の手法でも確認済み)はもちろんのこと、低頻度の体細胞でのSNVもddPCRでは検出ができています。
二番目の研究では、ASE(Allele-specific expression; アリル特異的遺伝子発現)研究の中で、ゲノムDNAのSNPアッセイを実施していますが、リアルタイムPCRではアリル判別ができなかったサンプルでもddPCRではアリルの型は明確に判別しています(下図参照。FAMプローブはSNPのGを、VICプローブはSNPのAをそれぞれ検出。
ゲノム変異解析に関する研究紹介の資料: Genomic Variation Analysis with Droplet Digital PCR: Success Stories |
QX200 Droplet Digital PCR システム製品紹介
製品紹介: QX200 Droplet Digital PCR システム
※当該製品は研究用機器であり、医療機器ではありません。 |
Droplet Digital PCR 論文データベース |
Droplet Digital PCR 論文リスト |
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