このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。

多くの癌における標的療法は、疾患の治療における前例のない進歩をもたらしました。個々の症例に対してそれらの治療戦略を最適化するために、様々なマーカーを迅速にスクリーニングすることが重要である一方で、サンプル量の制限、ワークフローや時間、コスト、検出感度など、検査や診断における課題も残されています。

結腸直腸癌などで見られるKRAS変異に多く現れるコドン12、13、および61の変異は、抗EGFR療法に対する抵抗性の示すマーカーとして知られています。今回ご紹介する技術資料では遺伝子検査の難しいFFPEサンプルを用い、以前ご紹介したddPCR (Droplet Digital PCR) KRAS Screening Multiplex Kitで高感度かつ正確なKRAS変異の定量を行っています。

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