このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。

2019年12月に発生が確認され、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2、または2019-nCoV)による感染症(2019-nCov, COVID-19)について、当社の米国ウェブページ では、同ウイルスに関するアッセイ系開発や関連研究に関する当社製品・ソリューションの情報を掲載し、随時更新しております。

本記事では、COVID-19患者血清のサイトカインプロファイル測定の研究事例をご紹介いたします。

新型コロナウイルス肺炎患者の血漿サイトカインプロファイル測定

SARS-CoVおよびMERS-Covによる非常に高い病原性に関する病態生理は完全には解明はされてはいませんが、その重症化の要因として血中のサイトカイン濃度が過剰に高まること、つまり免疫系の暴走(サイトカイン ストーム)が関与している可能性が指摘されています。

新型コロナウイルス感染症COVID-19/SARS-CoV-2について、Lancet誌電子版でいち早く1月末に発表された論文(Huang C.2020)では患者の種々の臨床的特徴を報告しています。その中で、患者の疾患状態における血中のサイトカインやケモカインのプロファイリングのために、Bio-Plex 200システムと、Bio-Plex Pro Human 27-Plex Assay Panelが使用されました。
この論文では、新型コロナウイルス感染症41例(ICU入院中の重症患者 n=13, ICU外の患者 n=28)および健常者(n=4)について、血漿中のサイトカイン27種類をマルチプレックスで測定し、そのサイトカインプロファイルについて、重篤度との比較検討を行っています。詳しい情報につきましては、論文原報をご確認ください。

Huang C, et al., Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China.
Lancet. 2020 Feb 15;395(10223):497-506.   Epub 2020 Jan 24. 
doi:  10.1016/S0140-6736(20)30183-5
PMID:31986264

関連製品:Bio-Plex Pro サイトカイン・ケモカインアッセイキット / Bio-Plex 200 システム / Bio-Plex 3D システム

Bio-Plex マルチプレックスイムノアッセイは、12.5 µl(注1)の血清・血漿などの生体サンプル中から炎症、疾患、がん、細胞シグナル、細胞増殖、アポトーシス、毒性などに関連するターゲット分子の測定が可能です。専用のアッセイキットには、決められた項目がミックスされたプレミックスパネル、測定項目を選択することができるカスタムパネルをご用意しております。また独自の新規ターゲット分子の測定系を構築するための試薬もご用意しております。 (注1: 血清・血漿サンプルの場合は4倍希釈して測定。培養上清などで原液を供する場合は1ウェルあたり50µl使用 )

Bio-Plex マルチプレックスシステムでは専用の蛍光ビーズを用い、最大500種類(注2)のタンパク質、ペプチド、核酸を同時に検出・測定することができます。  (注2:Bio-Plex 3Dシステムの場合500種類のLuminexビーズを識別可能。Bio-Plex200システムでは最大100種類)

Bio-Plex® Technology and Applicationsの紹介動画
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