3通りの方法があります。
1) オートクレーブ法
pH5.5-6.5のバッファー中で121℃で15~20分のオートクレーブを行います。
50mM MESバッファー pH6、もしくはpH5.5-6.5のバッファーを2カラム容量用いて平衡化してください。
オートクレーブ前後でゲル体積のチェックも行ってください。オートクレーブ中にゲルが加水分解を起こすとpHは8以上になり、体積も増加します。
2) 過酸化水素法
2カラム容量の3%過酸化水素水中に1-2時間静置します。処理中に気泡が発生しますので、ゲルをカラムに充填した状態では行わないようにしてください。ビーカーでの操作をおすすめします。
3) エタノール法
樹脂を水で膨潤させた後、20%エタノール中に1時間、40%エタノール中に1時間浸し、その後70%エタノール溶液に置換し、1時間静置します。それぞれ2カラム容量のエタノール溶液を使用してください。