[ChemiDoc XRS Plus] Image lab version 2 で操作しています。化学発光の画像と可視スタンダードの画像を重ね合わせて、分子量を推量することができますか？

専用の撮影条件を使用した場合に限り、重ねあわせが可能です。
以下の方法で撮影を行ってください。

なお、ソフトウェアのバージョンにより操作が異なります。
本トピックはImage Lab Version2.x用となりますので、ソフトウェアのバージョンをご確認の上、他のバージョンをご利用の場合は関連トピックをご参照ください。


方法
1) 画像の撮影条件の選択画面でApplication＞ Custom> Manage Custom Applicationを選択します。

2) Manage Custom Applicationの画面でNew　のボタンをクリックします。

3) 新規条件の作成（Create Custom Application）で

Application Name： Standard 2x2
Light source: White Epi illumination
Filter： Standard Filter
Image Color： Gray
Binning： 2x2

という条件を作成します。

4) 化学発光を先にApplication> Blot> Chemi のモードで撮影します。
このとき、撮影エリア（Imaging Area）に表示される大きさをメモしておきます。

5) 化学発光撮影後、サンプルは動かさず、Application>Custom> Standard 2x2　を選択します。
撮影エリアの設定が化学発光の時と変わっている場合は、同じ大きさに変更します。

6) XRS　Plus本体についているレバーを操作しFilter Position をFilter 1に変更します。

7) 可視スタンダードの画像を露光時間設定をAutomatically　optimize the Exposure time (Intense band)で撮影します。

8) 撮影したChemiとStandard 2x2 の2枚の画像を同時に開きます。

9) 画面左側のメニューからImage Toolをクリックし、さらにMerge　を選択します。

10)　重ね合わせをする画像のリストが表示されたらOKをクリックします。

11)　2枚の画像が重ねあわされた合成画像が表示されます。

なお、この合成画像については分子量の算出のみに用い、定量解析は合成前のイメージを使用するようにしてください（合成画像については、定量性が維持されていません）。