IPG ReadyStrip はゲルに pH 勾配が固定化されており、ロット間の再現性も高いので、ストリップ末端からのバンド(スポット)の距離からおおまかな pI 値を推定することができます。特にリニアグラジエントゲルの場合は、ストリップの末端から直線的なpH勾配が作られているので、ストリップ全体の長さに対する末端からのバンド(スポット)距離との比からpHを推定することができます。
より正確なpIの推定が必要な場合には、pI が既知の標準タンパク質をサンプルにスパイクして泳動することをお勧めします。または泳動したサンプル中にpIが既知のスポットがいくつかある場合には、それらのスポット位置に基づいてスポットのpI値を算出してください。