Bio-Plex Managerでは、測定済みのデータの一部のウェルだけを再測定しなおしたり、途中で測定を中断したプレートの以降のウェルを測定して、一つのファイルとして測定データを得ることが可能です。これを行うための機能が、Rerun/Recovery Modeです。
Rerun/Recovery Modeで測定するためには、Protocolファイル(PBXファイル)を用意する必要があります。
測定を中断したPBXファイルを保存している場合にはそれを使用します。測定を中断したもののPBXを保存していなかった場合には、中断する前までのデータが記録されたRBXファイルを次の手順で利用することができます。測定済みのRBXファイルからPBXを作成することが可能です。そのファイルを開いた状態で、FileメニューからNew Protocol from Resultsを選択します。
上記のいずれかの方法で用意したPBXファイルには、測定済みのウェルについてRawデータが示されています。
Rerun/Recovery Modeを行うためには、"7. Run Procol"画面のStartボタンの下にチェックボックスがありますので、これを選択します。
測定を中断して、未測定のウェルがある場合には、左端の"Well"のカラムに自動的にチェックが入ります。測定をしたものの再度測定したいような場合には、そのWellのチェックを入れます。
プレートをセットして、Startボタンを押します。データを保存する場所と名称を設定します。
チェックの入ったWellが測定され、測定済みのデータと合わせた一つのRBXファイルが生成されます。
# 再測定を行うまでに時間が経っていたり、Wellの洗浄操作などが加わっている場合、測定済みのWellとは必ずしもデータの一貫性がない場合がありますので、ご注意ください。