【概要】
プリセットのプログラムから、ご希望の洗浄プログラムに近いものを選択し、コピーして別名で保存します。保存後のプログラムを編集して、新規の洗浄プログラムとします。
【コピー】
SELECT : RUN (ホーム画面) → (IN と OUT を同時に押す)
→ PRG: ADD → 矢印キーで PRG: COPY を選択
→ (YES)
→ COPY : KIT → (YES) → KIT : XXX (XXX はプログラム名称)
→ 矢印キーで希望のプログラムを選択
→ (YES)
→ BEF.: XXX
(XXX はプログラム名称。XXXの一つ前に、コピーしたプログラムが
挿入されます。)
→ 矢印キーで希望のプログラムを選択
→ (YES)
→ NAME:
(コピーしたプログラムの名称入力。上下矢印でアルファベットを選択。
右矢印でカーソル移動。)
→ (YES)
→ SELECT : RUN (ホーム画面) に戻ります。
【コピーしたプログラムの編集】
SELECT : RUN (ホーム画面)
→ (IN と OUT を同時に押す)
→ PRG: ADD
→ 矢印キーで PRG: EDIT を選択
→ (YES)
→ EDIT : KIT
→ (YES)
→ KIT : XXX
(XXX はプログラム名称)
→ 矢印キーで希望のプログラムを選択
→ (YES)
→ 上下矢印で、EDIT: METHOD を選択
→ (YES)
→ MET.: 1: XXX
(XXXはMethodの名称)
→ 矢印キーで希望のMethodを選択
→ (YES)
→ 以下の手順でMethodを編集します。
【Methodの編集】
Methodには10種類ありますが、例として “WASH” の編集手順を示します。
1) MODE: 矢印キーで、PLATE/STRIP を選択
→ (YES)
PLATE:1列目 → 12列まで洗浄 → 1列目に戻る を指定回数繰り返す。
STRIP:1列目を指定回数洗浄 → 2列目を指定回数洗浄 → を12列目まで行う。
2) CROSW. ASP.:矢印キーで、ON/OFF を選択 → (YES)
※ Crosswise aspiration:吸引ノズルをウェル底面の左右両端に動かして
両側から吸引する機能。平底プレートでのみ使用可能。
3) ASP. TIME:矢印キーで、吸引時間を入力(単位:秒) → (YES)
※ 吸引時間は通常、0.3 - 0.5秒で十分です。
4) VOLUME:矢印キーで、注入する洗浄液の量を入力
(単位:ul/ウェル)
→ (YES)
※ 96ウェルプレートのウェル容量は約350ulですので、ここで350ulを
超える量を入力すると、Overflew洗浄を行うことになります。
5) OVERFLOW:矢印キーで、ニードルの高さを入力
(単位:mm)
→ (YES)
※ この値は、洗浄液注入時の吸引ニードルの先端が、ウェルの上端から
何mm低いか、を指定します。通常は2mm前後の値を指定すると、
350ul以上の洗浄液を注入しても溢れません。
6) LIQUID:WASH W1 のまま
→ (YES)
7) FLOW:矢印キーで、洗浄液の吐出スピードを -5~5の範囲で選択 → (YES)
※ 数値が大きいほど、吐出スピードは速くなります。
※ 洗浄液が泡立ち過ぎるなどの場合は、この値を小さくし、吐出の勢いを弱めます。
8) Nr OF CYCLES:矢印キーで、洗浄を繰り返す回数を入力
→ (YES)
9) SOAKING:矢印キーで、時間を入力
→ (YES)
※ 単位の “MN” は分、”S” は秒です。
※ 洗浄と洗浄の間の待ち時間を指定します。
10) MET. INTER:矢印キーで、時間を入力
→ (YES)
※ 単位の “MN” は分、”S” は秒です。
※ MethodとMethodの間の待ち時間を指定します。
11) VALID MODIFICATION:(YES) を押すと、以上の変更が保存されます。