次の原因が考えられます。
1)ニードルが詰まっている。
一部のニードルで液を吐出しない場合はこの原因が考えられます。ニードル内に付着している塩などをメンテナンスキットを使って取り除き、その後マニホールドを本体より外し、超音波洗浄機で洗浄してください。
2)各ボトルから延びるチューブが潰れている。または、ねじれている。
チューブに折れ、潰れ、ねじれがないことを確認してください。
3)ピンチバルブチューブが潰れている
装置を正面から見て左側面に開口部があり、チューブが2本見えます。このうち下側のチューブが丸い金属製の部品（ピンチバルブ）に挟まれています。ピンチバルブの黒いボタンを押しながらチューブを上に押し上げると、チューブがバルブから外れます。挟まれていた部分（細い部分）が潰れたままになっていないか、確認して下さい。
潰れたままになっている場合は、指でもみほぐして、液が通る状態に戻し、ピンチバルブチューブを元通りピンチバルブに挟みます。
※ ピンチバルブは電源OFF時には閉じているため、長期間使用しないとピンチバルブチューブが潰れたまま元に戻らなくなる場合があります。
4)ポンプに水を押し込みながら PRIME/RINSE を実行する
Rinse、もしくはWashボトルと本体をつなぐチューブの先端からボトルを外し、代わりに水を満たした10ml程度のシリンジをつなぎます。
PRIME/RINSEを実行しながら、シリンジで水を押しこみ、マニホールドから水が吐出さるかどうかご確認下さい。
※ 長期間使用せず、ポンプ内が完全に乾燥していると、この対策が有効な場合があります。
5)ポンプに異常がある。
動作音に異常がある、もしくは音がしない場合は修理が必要です。バイオ･ラッドまでご連絡ください。