下記の原因が考えられます。
1) Waste 1にチェックバルブがついている。
サンプルが廃液に流れないために、Waste 1にチェックバルブが付けている場合があります。
チェックバルブによってサンプルループ内が背圧が高くなり、サンプルが押し戻されることがあります。
チェックバルブを外してから、サンプルを注入してください。
ただし、シリンジはサンプルがカラムにサンプルインジェクトが終了するまで抜かないでください。サンプルが廃液に流れます。
2) サンプルループ内に気泡が存在する。
気泡がダンパーの役割をして、サンプルが押し出されることがあります。
バッファー等でサンプルループ内を満たし、気泡が除去した状態でサンプルを注入してください。
3) 流速が速い。
バルブ切り替え時にライン背圧が急激に上昇し、切替が終了時に背圧が解放され、サンプルループ内の溶液が押し出されます。
流速を下げることで改善します。