プロティアンIEFセルではIPGストリップ１本当たりに流れる電流のリミットとして50uAと推奨しています。
50uA*と表示されているのは電流値がリミットに達しており、それ以上の電流が流れないように制御しているためです。
原因として次の点が考えられます。
1) イオン性成分が多く含まれている(塩濃度が高い)。
サンプル調製時に使用した試薬にイオン性成分がどれくらい含まれているのか確認してください。
もしイオン性成分が10ｍM以上含まれているようでしたら、脱塩の操作を行ってください。
2) IPGストリップの本数を入力し間違えている。
IEFセルに電気条件を入力した後、泳動するIPGストリップの本数を入力します。
この本数が実際の泳動本数と合っているかどうかを確認してください。
3) 膨潤/サンプルバッファーの量が不足、もしくは多すぎた。
IPGストリップゲルの長さに合わせて適切な量のバッファーで膨潤してください。