一般には第一選択として Towbin バッファー(25mM Tris, 192mM Glycine, 20% Methanol, pH8.3) がよく用いられますが、転写バッファーの選択にはバッファーの持つpHと目的タンパク質の等電点に注意する必要があります。
もし、使用するタンパク質の等電点(pI)がバッファーのpHに近い場合には、タンパク質の持つチャージが低くなり転写効率が低下します。そのような場合には、よりpHの高い次のような転写バッファーを使用すると改善する場合があります。
Bjerrum & Schafer-Nielsenの転写バッファー
48mM Tris, 39mM Glycine, 20% Methanol, pH 9.2
CAPS バッファー
10mM CAPS, 10% Methanol, pH11
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