色素や標準タンパク質が異なれば、定量結果が異なることがあります。
色素結合法によるタンパク質定量法の場合には次の点にご留意ください。
1)BSAとIgGのようにタンパク質が違えば、特定色素への反応性も差があり、検量線の傾きも異なります。いずれの比色定量法においても使用したスタンダード換算での濃度計算となります。
2)G-250, Biuret試薬, Folin試薬など色素ごとに特定タンパク質への反応性は異なります。タンパク質が同一でも、色素が異なれば発色強度はそれぞれ異なります。
3)同一の色素を用いた場合でも、使用したバッファーや反応時間などその用法が違うと、発色強度が変わります。