このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。
パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)は、~20Kbを超えるDNA断片をアガロースゲル上で効率的に分離する手法で、現在でもYeast Artificial Chromosome(YAC)やBacterial Artificial Chromosome(BAC)の分離およびクローニングや、バクテリアなどの微生物のゲノムマッピングやタイピング、細菌性食中毒の原因菌混入サンプルの同定といった疫学的調査や食品検査などに幅広くご使用されています。
PFGEでは、染色体サイズのDNAをなるべくインタクトな状態で取り扱うため、細胞をアガロースで包埋したプラグを作製し、そのプラグごと制限酵素処理するケースもあります。
そこで今回は、弊社 PFGEに関するアプリケーションのホームページ内の プラグの制限酵素処理に関する技術資料をご紹介します。 こちらの技術資料中で、プラグのスライス作製、制限酵素の選択、制限酵素処理に関する問題点やコツ、更に制限酵素処理ステップでのトラブルシューティングおよびチオウレアを用いたバンドパターンの改善についてご覧ください。