iTaq/iProofに関する質問集
iProofにTdT活性はありませんので、PCR産物は平滑末端です。そのままではTAクローニングはできません。一般的には、平滑末端のPCR産物に対して、TAクローニングを行う場合にはPCR産物の精製後、末端へのアデニンの付加を行わなければなりません。PCR産物精製(泳動後ゲルからの抽出等)後、PCR産物にTaqポリメラーゼとdATPを加えて72℃、15分程度インキュベーションを行うことで末端にアデニンを付加することができます。