質問 ID:1795
[iCycler iQ] VICを使用したいので、Pure Dyeキャリブレーション法を教えてください。
回答
バイオ・ラッドよりご提供できるキャリブレーションの蛍光色素は以下のとおりです。
これら以外の蛍光色素については、お客様ご自身でご用意していただきますようお願いいたします。

FAM, HEX, Cy5, Texas Red, TET, JOE, ROX, Cy3, TAMRA

5’末側に目的の蛍光色素を標識したオリゴDNAを合成します。オリゴの配列は以下のとおりです。
X-GTAGACGACGCT     (Xに目的の蛍光色素が標識します)

合成したオリゴをTE, pH8.0に溶解して、100uM濃度のストック溶液を作成しておきます。
この溶液は-20℃にて保存します。
実際のキャリブレーション溶液を作成するには、ストック溶液から最終的に300nM濃度に希釈して、1mLの溶液にします。
この希釈には1xPCRバッファー(例10mM Tris, 50mM KCL, 3.4mM MgCl2)を用います。
具体的には、997ulのPCRバッファーに3ulの100uMのストック溶液を添加して作成します。
作成したキャリブレーション溶液をPCRプレートに50ulずつ、10ウェル(iQ5の場合は8ウェルでも可)に分注して、キャップでシーリングして、キャリブレーションに供します。

キャリブレーション方法はシステムに付属しております英文マニュアルもしくは日本語取扱説明書(またはクイックガイド)をご参照ください。