プロテインアッセイ (Bradford法)に関する質問集

質問 ID: 1818

[プロテインアッセイ(Bradford法)] 色素との反応が弱いタンパク質を測定するには、どうしたらよいですか?

回答

発色の弱いタンパク質の場合には、感度を上げるためマイクロアッセイ法を用いることで測定できる場合があります。

ゼラチンはこのようなタンパク質の一つであり、スタンダードアッセイ法を用いてもスタンダードレンジ(20-140ug)が測定できません。
しかし、サンプルと染色液の混合比をマイクロアッセイ法におけるサンプルと染色液の混合比(サンプル800ul+染色液200ul)に変えることで、測定できるようになります。この場合、スタンダードプロテインにもゼラチン(同一タンパク質)を用いる必要があります。

また、感度を上げる変法として参考文献1.2が報告されています。
1) Duhamel, R. C., Meezan, E. and Brendal, K., J. Biochem. Biophys. Methods, 5, 67 (1981)
2) Macart, M. and Gerbaut, L., Clin. Chim. Acta, 122, 93 (1982)