iScriptシリーズに関する質問集

質問 ID: 2135

[iScriptシリーズ] 各逆転写酵素試薬の違いを教えてください。

回答

iScriptシリーズの逆転写酵素には、以下の違いがあります。


(A) RT-qPCR、 約1Kb以下のRT-PCRで使用する場合。

1) iScript cDNA Synthesis Kit
ブレンドプライマー(オリゴdTプライマー + ランダムプライマー)を用いたスダンダードタイプの逆転写酵素。2チューブ(逆転写酵素、逆転写反応ミックス)から構成され、1反応当りのRNA量は100fg-1ugに対応した高感度測定可能。

2) iScript Advanced cDNA Synthesis Kit
iScript cDNA Synthesis Kitを基に、1反応あたりのRNA量を100fg-7.5ugに増強。大量RNAサンプル、高感度測定に対応。

3) iScript RT Supermix for RT-qPCR
ブレンドプライマー(オリゴdTプライマー + ランダムプライマー)を用いたReady-To-Useタイプの逆転写酵素。1チューブ(逆転写酵素反応ミックス)から構成され、1反応当りのRNA量は500fg-1ugに対応。


(B) RT-qPCR, 1Kbより長いcDNA断片のRT-PCR、 cDNAライブラリー作製で使用する場合。

4)iScript Select cDNA Synthesis kit
プライマーの種類を選ぶことができ、オリゴdTプライマー、ランダムプライマーもしくは遺伝子特異的なプライマー(別途合成していただく必要があります)の3種類から適切なプライマーを選んで逆転写反応。3チューブ(逆転写酵素、逆転写反応ミックス、プライマー)から構成され、1反応当りのRNA量は1pg-1ugに対応。