Fusion-Tag System(eXact)に関する質問集

質問 ID: 2695

[Profinity eXact] RIC Ready pPAL7ベクターを利用する際、目的断片をPCRで増やした後のT4 DNA Polymerase処理はどのような目的で行うのか教えてください。

回答

T4 DNA Polymerase処理は、RIC Ready pPAL7ベクターのオーバーハング配列に相補的なオーバーハングをPCR増幅断片に作るために行います。

原理は下記のとおりです。
High-Fidelity DNA ポリメラーゼでPCRをおこなっているため、PCR増幅後の断片は平滑末端になります。
次に、T4 DNA Polymeraseの3’→5’エキソヌクレアーゼ活性を利用して、3’末端をGになるまで分解し、相補的なオーバーハング配列を作製します。