流路の圧力が低すぎる可能性とポンプ内に気泡がある可能性が考えられます。
以下の方法でそれぞれを確認してください。
1) 流路の圧力
流路の圧力が20psi以上あるかどうか確認してください。20psi以下の場合、ポンプの仕様的に流量が安定しない可能性があります。
このような場合、必要最低限の圧力を発生させるためにポンプとミキサーの間にBackPressure Regulatorを装着します。
なお、BackPressure Regulatorは、カラムの有無によって取り付ける位置は変わります。
・カラムをつけていない、または低圧カラムが装着されている場合
ポンプとミキサーの間にレギュレーターに装着してください。
・中圧カラムを装着されている場合
Conductivity flow cellの後に装着してください。
2)ポンプ内の気泡による脈流
ポンプ内の気泡が原因で流量が安定していない可能性があります。
BioLogicDuoFlowは2台のポンプで送液していますが、片方もしくは両方のポンプに気泡が入ると脈流が生じます。次の方法で気泡を取り除いてください。
i) カラムが付いている場合にはカラムを取り外します。
ii) どちらのポンプに気泡が存在するかを確認するために、本体にあるAまたはBのPurgeボタンを押して、それぞれ送液して脈流の有無を確認します。
iii) 脈流の起きるポンプが確認できたら、インジェクターをPurgeの位置に設定します。
iv) 脈流の起きるポンプをPurgeさせて気泡を抜きます。この時、プライミングポートからシリンジでエタノールを注入すると、より簡単に気泡が抜くことがきます。
v) エタノールを注入しても脈流が消えない場合は、ポンプから100%エタノールをPurgeで流します。
vi) 脈流がなくなったことを確認し、1mL/min程度の流速でアルコールから精製水に溶媒を置換します。
3) シリンダーに塩が析出している
ポンプを動かしながらリンスインレットポートからゆっくりと純水を流します。
上記の操作を数回繰り返してください。
それでも脈流が改善されない場合は、ポンプの点検をお勧めいたします。バイオ・ラッドまでご連絡ください。
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