ライセート中のタンパク質の濃度が低い時や、収量を上げたい時に FLOW RATE = Lowに設定します。
一般的に、ライセートをアフィニティーカラムへロードする際の流速は、遅い方が目的タンパク質の吸着量が大きくなると言われています。したがって発現量が低い場合や大腸菌の量が少ない(ライセートが薄い)場合などには FLOW RATE = Lowに設定したほうが収率があがります。
ただしライセート量が多いにもかかわらず、FLOW RATE = Lowに設定すると、カートリッジへのサンプルロードに時間がかかります。例えば、サンプルライセート量が50mlの時にはサンプルロードだけで100分かかる計算になるため目的に応じて使い分けることをお勧めします。