トリス/グリシン/SDSバッファーか、タンパク質のpIよりも塩基性のバッファーを使用してください。
タンパク質は自身のpIよりも塩基性のバッファー中では、マイナスのチャージを持つようになります。
特に、Native-PAGEゲルからの溶出では、目的タンパクのpIにもとづき、タンパクのマイナスチャージができるだけ大きくなるようなpHの溶出バッファーを選択してください。
取扱説明書には、pH3.8-10.2までのMcLelanのバッファー系をご紹介しています。
SDS-PAGEゲルからの溶出では、このMcLellanのバッファー系のpH9.4、10.2のバッファーでSDSを含まないものを用いれば、SDS含バッファー中のサンプルをSDS不含バッファーに置換することが可能です(SDSはセロファンを通過してしまうため)。
なお、McLellanのバッファーにはSDSは含まれません。
[ホールゲルエリューター] [ホールゲルエリューター] 総合カタログに溶液中のSDS除去ができるとありますが、どの様に行うのですか? |