このコーナーでは、定期的にバイオ・ラッドの新製品や技術情報のトピックをご紹介します。
Sulfolobus solfataricusから得られたSso7dというdsDNA結合タンパク質はDNAポリメラーゼと融合させることにより、そのDNAポリメラーゼの処理能力(Processivity)を上昇させることが可能です。今回紹介するWebページはDNAポリメラーゼの概説とDNAポリメラーゼにSso7dを融合させる有効性について紹介を行っています。
下表は、Taq ⊿289(Taqから5'-3'エクソヌクレアーゼ活性を除去した酵素)、Taq、そしてハイ・フィデリティ酵素の一種であるPfuの処理能力がSso7dを融合することで上昇していることを示しています。またSso7d融合した場合でも熱安定性(t1/2欄)が融合しない場合とほとんど同じであることも示しています。