蛍光色素の互換性を調べるには、蛍光スペクトルビューアーが便利
- Flow Cytometryでも顕微鏡でも -

実験に使用することが出来る 蛍光色素には非常に多くの種類があり、年々新しいものが開発されています。蛍光色素の励起スペクトルおよび発光スペクトルを確認、比較するにはスペクトルビューアーが便利です。お使いのFlow Cytometryや蛍光顕微鏡、イメージングシステムの光源や検出用の波長を設定することで、互換性の目安となります。

Fluorescent Spectraviewer の使い方

1. Viewer上部のApplicationを選択します。
2. 励起光源と蛍光検出フィルターを設定します。これらは複数を選択することが可能で、一時的に表示・非表示させることができます。


• Flow Cytometryではレーザー光源の波長とフィルターを複数設定することができ、バイオ・ラッドのFlow Cytometry, ZE5およびS3eについてはプリセットされた光源/フィルターを利用可能です。
• Microscopyでは、励起光源のフィルター波長と、検出波長のフィルターを複数設定することができます。
  バイオ・ラッドのZOE 蛍光セルイメージャーでは下記リンク先の励起波長と蛍光波長を参考になさってください。
  ZOE 蛍光セルイメージャー製品ページ
  
  

  Blue Channel	Green Channel	Red Channel
  Excitation: 355/40 nm Emission: 433/36 nm	Excitation: 480/17 nm Emission: 517/23 nm	Excitation: 556/20 nm Emission: 615/61 nm



• バイオ・ラッドのゲル・ウェスタンブロッティング用イメージングシステム ChemiDoc Touch MPの仕様につきましては下記をご参照ください。
  ChemiDoc Touch MP製品カタログ
  
  

  光源	フィルター
  透過型 UV光源(302 nm) 落射型 White光源 落射型 Blue光源(460-490 nm) 落射型 Green光源(520-545 nm) 落射型 Red光源(625-650 nm) 落射型 Far-Red光源(650-675 nm) 落射型 Near-IR光源(755-777 nm)	590/110 nmスタンダードフィルター 532/28 nmフィルター 595/36 nmフィルター 700/50 nmフィルター 715/30 nmフィルター 835/50 nmフィルター

  
  
3. 使用したい蛍光色素をプルダウンメニューから選択します。
   名称の一部を入力するだけで候補が表示されます。
4. 励起光源にレーザーを選択している場合、Combined Laser表示とMulti-Laser表示を選択できます。後者では、クロスレーザー励起による潜在的な問題を含め、蛍光色素同士の互換性を確認し、コンペンセーションを予測することができます。
5. PNGやJPEG, PDF, SVGファイル形式で、画像をダウンロードすることが可能です。

注意） 実際のアプリケーションで使用できることを保証するものではありません。検出の可否は蛍光色素の明るさや、ターゲットの存在量・発現量にも依存します。

詳しい情報は下記リンク先をご参照ください。

Fluorescent Spectraviewer

Fluorescent Spectraviewer の使い方動画

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